【BUMP】white note(ホワイトノート)の公式情報と歌詞の意味-曲が書けない時の気持ちを綴った唄-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「white note」(ホワイトノート)を公式情報やインタビューを元に解説していきます。

この記事では楽曲の解説や歌詞の意味、制作背景などについてご紹介します。「white note」を聴く際に参考にして下さい。


参考資料

  • MUSICA 2014.03、2014.04
  • ROCKIN`ON JAPAN 2014 April
  • B-PASS 2014.04
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BUMP OF CHICKEN「white note」の公式情報

white noteの基本情報

バンプオブチキンのホワイトノートの画像

タイトルwhite note
発売日2014年3月12日
作詞作曲藤原基央
完成時期2013年2月13日
収録作品RAY(7th Album)
タイアップなし

BUMP OF CHICKENの「white note」(ホワイトノート)はアルバム『RAY』に収録されている楽曲です。

この曲の歌詞は、藤原がスランプで曲が書けない時の気持ちを書いたものになっています。

BUMP OF CHICKENのアルバム『RAY』楽曲一覧へ

white noteの制作背景

調子の悪かった日に作った曲

藤原基央は2009年6月に作曲の拠点を自宅からスタジオに移してからは、大きなスランプに陥ることなく順調に曲を書いています。

しかし、大きな不調はなくなったとは言え、たまには何も書けずに1日が終わる日もありました。「white note」はそんな調子の悪かった日に書いた曲です

スタジオに入って曲作り始めてみて、今日はそうじゃないんだな(ダメだな)っていう日もたまにはあるんです。そのたまーにある日の1日だったんですね、この“white note”を書いた日は

藤原基央
出典:MUSICA 2014.04

曲が書けない時の気持ちを歌にした

藤原はこれまで何度もスランプで書けない時があり、周りからは「曲を書けないことを歌にすればいいじゃん」と何度も言われてきました。

これまでは「ふざけんな!」と言って、ずっと突っぱねてきましたが、今回はそれを思い出して曲にしました。半分やけくそで笑いながら書いたようです。

「なかなか書けないんだよねえ」「それを歌にすりゃ、いいじゃん」みたいなことを、すげえ言われてきて(笑)

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2014.04

white noteのレコーディング

いろんな音を使ったレコーディング

レコーディングでは、手拍子、足踏み、口笛、コーラスやスネアを全員で叩いたりしています。升は口笛が吹けないらしく、風の音になっているそうです(笑)

チャマ
口笛はみんなでやりましたね。あと、風の音も入ってきますよ。
藤原
ん?風の音?
チャマ
ヒデちゃん吹けないんですよ、口笛(笑)
風の音ってそういうこと!

B-PASS 2014.04のインタビューより

藤原は笑いながらやっていたというほど、非常に楽しいレコーディングだったらしく、1日で録り終わっています。



BUMP OF CHICKEN「white note」の歌詞の意味

white noteのタイトルの意味

「white note」というタイトルは、文字通り“真っ白なノート”であり、何も書いていない状態を表しています。また「ノート」には音楽用語で“音符”という意味もあり、いろんな意味を込めたタイトルになっています。

このタイトルには、調子が悪くて曲が書けず、ノートが真っ白だったということが背景にあると思われます。

“white note”のノートは、ものを書くためのノートっていう意味もあるし、音符のほうのノートっていう意味もあって、つけたタイトルです

藤原基央
出典:MUSICA 2014.04

white noteの歌詞の内容

歌詞にしたいけど、言葉になってくれない気持ち

「white note」の歌詞はスランプの時の曲が書けない気持ちを書いた歌詞で、デジタル時計なのにアナログ時計のようにチクタク音が鳴ったり、ノートは真っ黒で真っ白だったり、矛盾が散りばめられています。

歌詞を書くのは特に時間が掛かるという藤原にとって、こういう歌詞を書けたことはある意味、進化と呼べることかもしれません。

white noteで伝えたいこと

ラララは一番気持ちに近いものを表現したもの

ラララ それ以外 特にない

「white note」/BUMP OF CHICKEN

 

NHKの番組「SONGS」にBUMP OF CHICKENが出演した際に藤原基央は、「ラララとか音階だけのものが、一番何か気持ちを表現していると思う」と話していました。

 

音階について話す藤原基央/出典:NHK「SONGS」より

言葉とは自分の気持ちを伝える為のツールであり、自分の気持ちそのものを伝えられるのは温もりだけだと「embrace」のインタビューでも話しています。

BUMP OF CHICKEN「embrace」の楽曲情報と歌詞の意味

音楽は音が楽しいということ

《ラララ》という音階だけの歌詞は、一番藤原基央の心に近いものを表現しているのです。同じ理由で「supernova」のサビも《ラララ》という音階だけのものなっています。

「white note」は、「曲が書けなくて辛い」とかそういった感情は置いといて、純粋に「音楽は楽しいもの!」という気持ちが表われた楽曲になっています。

そんな想いもあってか、ライブでの演出は音ゲーのようなタイミングを合わせて手拍子や足踏みをするゲームのようなとても楽しい演出がされました。

「そもそも音楽は、音が楽しいものなんだ」って思うことはあるっすよ。だから、なんで音楽やってるのに……みたいなね。それはやっぱり、僕の長~い歴史の中にはあるっすよ

藤原基央
出典:MUSICA 2014.04



BUMP OF CHICKEN「white note」のライブ情報

「white note」のライブでの演奏

初披露日時2014年4月5日
初披露ライブWILLPOLIS 2014@幕張メッセ 国際展示場 9~11ホール (千葉県)
演奏頻度
演奏されたライブ/ツアーWILLPOLIS 2014

音ゲーのような演出

「white note」ライブの模様/出典:WILLPOLIS 2014

「white note」がWILLPOLIS 2014で披露された時は、スクリーンに音ゲーのようにタイミングを合わせるゲーム映像が映し出されました。

会場が一体となりゲーム感覚を体感できる、非常に共有度の高いパフォーマンスでした。ただし曲を予習しておかないと音を合わせるのが難しいです。

使用された音の種類

  • LALALA(ラララ)
  • CLAP(手拍子)
  • STOMP(足踏み)
  • OH YEAH(オーイエー)

ライブ映像が収録されている作品

収録作品備考

WILLPOLIS 2014
本編10曲目に収録。
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