【BUMP】morning glowの公式情報と歌詞の意味-出会ったという事実とは別れない-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「morning glow」(モーニンググロウ)を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲の解説や歌詞の意味、制作背景などについてご紹介します。「morning glow」を聴く際に参考にして下さい。


参考資料

  • MUSICA 2014.03、2014.04
  • ROCKIN`ON JAPAN 2014.04
  • B-PASS 2014.04
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BUMP OF CHICKEN「morning glow」の公式情報

BUMP OF CHICKEN「morning glow」の基本情報

バンプオブチキンのモーニンググロウの画像

タイトルmorning glow
発売日2014年3月12日
作詞作曲藤原基央
完成時期2009年夏頃
※資料では2010年7月中旬に完成とされている
収録作品RAY(7th Album)
タイアップなし

BUMP OF CHICKENの「morning glow」(モーニンググロウ)はアルバム『RAY』に収録されている楽曲です。

BUMP OF CHICKENアルバム『RAY』楽曲一覧へ

BUMP OF CHICKEN「morning glow」の制作背景

友人のことを想いながら書いた曲

「morning glow」は、作曲者の藤原基央が友人のことを想いながら書いた曲です。だからといって、友人へ贈った曲というわけではないようです。

僕の友達に、ずっと続けてきた大事なことを辞めなきゃいけなくなっちゃった人がいて、そのことを曲を作る時にずっと考えてた

藤原基央
出典:MUSICA 2014.04

完成時期は2009年

BUMP OF CHICKENのスタッフが記録した資料には「morning glow」の完成時期が2010年7月中旬と記載されていますが、実際に書いたのは2009年で「(please forgive)」と同時期に書いたと話しています。

“morning glow”も紙資料には2010年7月とは書いてありますけど、多分曲を書いたのは2009年くらいで

藤原基央
出典:B-PASS 2014.04

アイルランド民謡風な雰囲気を持ったサウンド

イントロからもアイルランド民謡的なエキゾチックな雰囲気が漂いますが、この曲を書いたのはヨーロッパ旅行でアイルランドへ行った後に書いているので、それが曲に影響しているのかもしれません。

BUMP OF CHICKEN「morning glow」のレコーディング

上手くいかずに保留になったレコーディング

「morning glow」のレコーディングをしたのが2010年であるにもかかわらず、完了したのは2013年春頃でした。

理由はリズム隊、特にドラムの升が納得いくものが録れなかったので、一度レコーディングを保留にしたことでした。当時の升は、上手くいかない原因がなんなのかすらわからなかったそうです。

この曲の難しさっていうのは、リハーサルやっててなんかしっくりこないんだけど、それが何か全然わからないっていう(笑)

升秀夫
出典:MUSICA 2014.04

チャマと升の二人でひとつ

升秀夫(Dr)/出典:ナタリー

ドラムのレコーディングに足りなかったものは、升秀夫ひとりの問題ではなく、原点に立ち返り、ドラムとベースがリズムセクションとして、音の方向性や鳴らし方を一緒に答えを出すことでした。

だからひとりじゃないんですよ!俺と秀ちゃんでひとつっていう。そこから全然変わったんですよね。できた時は、泣いたな、嬉しくて

直井由文
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2014 APRIL



BUMP OF CHICKEN「morning glow」の歌詞の意味

「morning glow」というタイトルの意味

morning glowは直訳で「朝焼け」

「morning glow」は直訳で【朝焼け】を意味します。また「glow」単体だと【光、輝き】などの意味があり、『RAY』というアルバムにふさわしいタイトルになっています。

インディーズ時代にも「morning glow」という曲があった

バンプのインディーズ時代の未発表曲にも「モーニンググロウ」という同タイトルのものがあったようです。詳細は不明。

BUMP OF CHICKENインディーズ時代の未発表曲

「morning glow」の歌詞の内容

ラストワンと似たテーマ

バンプオブチキンのラストワンの画像

「morning glow」では、ずっと追いかけていた夢を諦めて、自分を変えようと一生懸命だった時のことを忘れられずにいる様子が描かれています。

「ラストワン」でも、変わろうとすることが描かれていて、この2曲は非常に似たテーマを持っています。曲順も「ラストワン」→「morning glow」なので、歌詞の内容をわかりやすくするための計らいだと思われます。

BUMP OF CHICKEN「ラストワン」の楽曲情報と歌詞の意味

「初めましてとは別れないよ」とは?

いくつのさよならと出会っても 初めましてとは別れないよ

「morning glow」/BUMP OF CHICKEN

この歌詞は、別れは幾度も訪れるけど、出会ったという事実から別れるわけではないことを意味します。

つまり、一度出会ったら、あなたという存在は記憶の中に未来でもずっと残り続けるということを表しています。

出会ったという事実と別れるわけではないという意味でこのフレーズはあって。未来を想起させるものでもありはするんですけど

藤原基央
出典:MUSICA 2014.04



人は自分以外の何者にもなれない

空は朝から夜にかけて、さまざまな色に変わりますが、「空」であるという本質からは何も変わっていません。

今という瞬間も、過去から見れば未来だった時間であり、それもいつかは過去になります。しかしどれも「今」という本質が変化したものに過ぎません。

人間も同じで、どれだけ自分を変えようとしても、自分自身であるという本質からは変わらないのです。

あなたを変えようとしたあなたは ずっと前から変わらない

「morning glow」/BUMP OF CHICKEN

あなたは自分にさえ会っていない

あなたを変えようとした あなたはまだ誰にも出会っていない 

あなたにも出会っていない

「morning glow」/BUMP OF CHICKEN

自分を変えようとすることは、自分以外の何かになろうとすることです。つまり、自分を変えようとしているということは、自分自身を受け入れていないということになります。

変わりたいっていう気持ちがあってもやっぱり、僕たちは変わらなくても済む自分を探してると思うし

藤原基央
出典:MUSICA

唯一、変わるとしたら自分自身と向き合えるように変わるのです。本当の自分自身に出会えるのは1度だけです。



BUMP OF CHICKEN「morning glow」のライブ情報

「morning glow」のライブでの演奏

初披露日時2015年7月30日
初披露ライブBUMP OF CHICKEN Special Live 2015@インテックス大阪 (大阪府)
演奏頻度
演奏されたライブ/ツアーBUMP OF CHICKEN Special Live 2015

「morning glow」のライブ映像が収録されている作品

収録作品備考

Butterflies
初回限定盤に付属のDVD&Blu-rayに収録。

通常盤には未収録。

WILLPOLIS 2014では演奏されなかった

アルバム『RAY』の楽曲を引っさげたツアー「WILLPOLIS 2014」では「morning glow」は一度も演奏されませんでした。

ライブ初披露となったのが翌年の「Special Live 2015」でした。

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