【BUMP】fire signの公式情報と歌詞の意味-増川に贈られた曲-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「fire sign」(ファイアサイン)を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲の解説や歌詞の意味、制作秘話などについてご紹介します。「fire sign」を聴く際に参考にして下さい。

BUMP OF CHICKENのアルバム『ユグドラシル』楽曲一覧へ


参考資料
・ROCKIN`ON JAPAN 2004年1月号、8月号、9月号
・トーキンロック!2004年9月号
・B-PASS 2004年9月号
・TSUTAYA VA MAGAZINE 2004.SEP.
PEGASUS YOU 2004@幕張メッセ 2004/12/12

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BUMP OF CHICKEN「fire sign」の公式情報

BUMP OF CHICKEN「fire sign」の基本情報

バンプオブチキンのファイアサインの画像

タイトルfire sign
収録アルバムユグドラシル(4th)
発売日2004年8月25日
完成時期2003年冬頃
作詞作曲藤原基央

BUMP OF CHICKENの「fire sign」はアルバム『ユグドラシル』に収録されている楽曲です。「fire sign」はアルバム『ユグドラシル』の中で最後の方に完成し、藤原基央から増川弘明に贈られた曲。

シングアロング(みんなで歌う)タイプのゴスペルでライブでの定番曲。明るいパーティーソング的な表情とは裏腹に歌詞の内容はとてもパーソナルな内容になっています。

「fire sign」の制作背景

藤原基央から増川弘明に贈られた曲

Pinterest

「fire sign」が藤原から増川に贈られた曲とだという情報はリリース当時、フリーペーパーに記載のインタビューだけで一般的な音楽雑誌には載っていませんでした。

アルバム「ユグドラシル」を引っさげたツアー「MY PEGASUS」のツアーファイナルである2004年12月12日の「PEGASUS YOU」のMCにて増川の口から「誕生日に藤くんからプレゼントされた曲です」と公言しました。

増川は脱退を考えていた?

増川に贈られた理由としては、当時の増川はギターのスキル不足を公言しており、公式情報ではありませんが大学のこと、プライベートな問題(結婚?)などいろいろ重なり悩んでおり、バンドの脱退なども考えていたからだという噂があります。

まあその話の中にもちろん、ここじゃ言えないようなプライベートとかも含まれていて

増川弘明
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01

【BUMP OF CHICKENから特定の人に贈られた曲】
・「バイバイサンキュー」→ベルギーへ留学する高校の先輩へ向けて

・「Stage of the ground」→プロデューサーの子供の名前が隠されている
・「メロディーフラッグ」→一時的に記憶喪失になった友人へ
・「ベンチとコーヒー」→直井由文の誕生日にプレゼント
・「睡眠時間」→藤原基央の祖父へ向けて
・「66号線」→プロデューサーMORへ向けて
etc.

メンバー全員が同じベクトルで制作に取り組んだ

ユグドラシル期はメンバーが曲の望む形で音を鳴らすということに向き合い始めた時期です。そのため藤原は「同じドアをくぐれたら」で曲と向き合う覚悟がなければ演奏できないような曲に仕上げています。

曲のアレンジについてメンバーから藤原に質問する機会も増え、増川のスキル不足も含めメンバー全員が悩みながら試行錯誤を繰り返していました。特に「車輪の唄」では新しい試みが多く取り入れられていてアレンジに苦労しています。

BUMP OF CHICKENの書庫

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「車輪の唄」(しゃりんのうた)を公式情報を元に解説していきます。…

バンプオブチキンは数々の試練を乗り越え、アルバムの最後の方にできた「fire sign」ではメンバー全員がやることを理解していて同じ方向を向いていました。

くぐり抜けてきた修羅場っつうのは相当な数だと思います(笑)この曲に関してはもう「車輪の唄」の時とは違って、他のメンバーもやるべきことが既にわかってた感じでしたね。ある種の予定調和感すら感じましたし

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.09



BUMP OF CHICKEN「fire sign」の歌詞の意味

「fire sign」の歌詞の内容

個人的な世界を歌っている

「fire sign」はライブでみんなで楽しく歌う曲ですが、歌詞の内容は絶望的な状態を歌っています。

藤原はこの曲を聴いた人が「嫌なことを忘れてワッと騒ごう」みたいに無責任なことを歌った曲と捉えてほしくないと思っています。この曲はとても個人的な心の動きを表現しています。

あれほどのシングアロングな響きを持っていながら、歌っている内容は己の中の命の火のことなわけですから(笑)一個人なわけですよ

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.09

自分の居場所がないと知ってしまう歌

(fire signは)居場所がないと知ってしまう歌なんですよ

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.09

この曲は自分の居場所がないと知ってしまう歌です。自分に当てはめても、増川のバンド内でのポジションに当てはめてみてもかなりショックな事実です。

乗車権」では“主人公が乗車券を無くしてバスでの自分の居場所がなくなる様子”が描かれていますが、乗車権はアルバムの最後にできた曲なので「fire sign」の歌詞の流れを引いているのが分かります。

BUMP OF CHICKENの書庫

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「乗車権」(じょうしゃけん)を公式情報やインタビューを元に解説し…

自分の居場所を作る為に必要なもの

「乗車権」でバスに乗るために必要なものは〈覚悟〉でした。ユグドラシル期に藤原もメンバーに対して曲と向き合う〈覚悟〉を要求しました。

さらに《誰かの為に生きるという思いの旗》というフレーズから、自分の為には生きていないということがわかります。つまり相手の顔色を窺いながら生きていたのです。

バンドの為ではなく自分の為に音楽を選んだ増川

増川弘明の画像

当時、悩んでいた増川は「メンバーに今まで言わなかった本音を曝け出す必要があった」と話しています。「同じドアをくぐれたら」でも歌っているように、自分は自分であり、他者のドアをくぐることはできないと増川は気付いたのです。

やっぱり1人1人は1人の人間だし、言葉にしなきゃ伝わんないし、ぶつかり合わないと話せないこともあるし。今は必然的にそういう話をするようになってて

増川弘明
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01

BUMP OF CHICKENの為に音楽を続けるのではなく、自分が音楽をやりたいからBUMP OF CHICKENにいる。自分の居場所は、自分でここにいると覚悟を決めた場所にしかないのです

藤原は「レム」、「ギルド」、「乗車権」などを聴いてから「fire sign」を聴くと、曲の本当の表情を引き出してくれると話しています。

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バンプオブチキンのアルバムユグドラシルのジャケット



BUMP OF CHICKEN「fire sign」のライブ情報

「fire sign」のライブ演奏記録

初披露日時2004年8月14日(土)
初披露ライブRISING SUN ROCK FESTIVAL 2004
演奏頻度★★★★☆(5段階)

「fire sign」のライブでの演奏率は高めです。みんなでいっしょに歌うシングアロング型の曲で、ライブで非常に盛り上がる曲になっています。「NaNaNa」のパートでみんなで合唱する時に腕を大きく横に振るノリ方になりますが、これは一人一人の「命の火」を表現していると思われます。

「fire sign」が収録されている映像作品

収録作品
PATHFINDER LIVE AT STUDIO COAST

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