【BUMP】embrace(エンブレイス)の公式情報と歌詞の意味-温もりは嘘を付かない情報‐

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「embrace」(エンブレイス)を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では藤原さんの「温もり」に対する考え方や作曲の経緯、歌詞の意味、制作秘話などについてご紹介します。

BUMP OF CHICKENのアルバム『ユグドラシル』楽曲一覧へ


参考資料

・ROCKIN`ON JAPAN 2004年1月号、9月号
・トーキンロック!2004年9月号
・Fujiki第9回

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BUMP OF CHICKEN「embrace」の公式情報

BUMP OF CHICKEN「embrace」の基本情報

バンプオブチキンのエンブレイスの画像

タイトルembrace
収録アルバムユグドラシル(4th)
発売日2004年8月25日
完成時期2003年6月頃
作詞作曲藤原基央

BUMP OF CHICKENの「embrace」(エンブレイス)はアルバム『ユグドラシル』に収録されている楽曲です。

「embrace」(エンブレイス)は和訳すると【抱擁、抱きしめる】という意味で温もりをテーマにした曲です。藤原は触覚で得た情報が一番信用できると話しています。

「embrace」の制作背景

「embrace」は2003年6月頃に完成し、アルバム『ユグドラシル』の中ではシングル曲を除き一番最初にできています。2003年の夏フェスで初披露していますが、アルバムに収録されているものとは歌詞が一部違います。

増川はレコーディングに不参加。

「embrace」の歌詞の一部が変更

「embrace」は2003年夏フェスで披露された時の歌詞と『ユグドラシル』収録版では歌詞の一部が変更されています。

2003年版呼吸の音がする 柔らかい匂いもある
願わくば手のひらに ひとつ情報がほしい
ユグドラシル版呼吸の音がする 柔らかい匂いもある
全てこの手のひらに 集めて閉じ込めるよ

赤字の部分が歌詞が変更された部分ですが、「2003年版」では人に願うフレーズになっていて、「ユグドラシル版」では「自分でやってやる!」と覚悟を決めているフレーズに変更されています。一度人前で披露した歌詞を変えたのはこれが初めてだと話しています。

藤原は変更前の歌詞はあまり言いたくないと当時のインタビューで話していますが、2015年に行われたライブ「Special Live 2015」で披露された時は「2003年版」の歌詞で歌っていました。

BUMP OF CHICKEN公式ラブソングの一つ

ラブソングが少ない硬派なバンドというイメージのBUMP OF CHICKENですが、この「embrace」はバンプの中でも数少ない藤原基央公認のラブソングのひとつです。

—「embrace」はかなりストレートなラブソングという印象があるんだけど。

藤原「まあそうですね。ラブソングです。そのままな感じです」

出典:トーキンロック!2004.09

BUMP OF CHICKENの書庫

BUMP OF CHICKENはラブソングをあまり歌わないと言われていますがそんなバンプにも公認している恋愛がテーマのラ…



BUMP OF CHICKEN「embrace」の歌詞の意味

「embrace」の曲のテーマ

藤原基央の考える温もりをテーマにした曲

「embrace」(エンブレイス)は《確かなものは 温もりだけ》という歌詞からもわかるように温もりをテーマにしており、藤原は人が他者を感じる瞬間は肌が触れ合った瞬間しかないと考えています。

人間は自分の気持ちや感情を“言葉というツール”を使うことで、相手に自分の意思を伝えることができます。言葉というフィルターを介して伝えるので、言葉にならないような自分の感情の100%を伝えることはできません。

“言葉っていうものはフィルターなんですよ。その人に自分の気持ちを伝える超能力”

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01

自分の感情の100%を言葉で伝えることはできない

例えば“好き”という言葉にはいろんな種類やニュアンスがありますが、愛する異性に対して「好き」と伝えて自分の気持ちの100%は伝わっているでしょうか?おそらく言葉だけで自分の気持ちの全部を伝えきれてる人はいないと思います。

言葉というフィルターを介さずに自分の裸の感情を伝える方法が、肌が触れた瞬間や温もりを感じた時なのです。

“言葉にならない感情を伝えるっていうのは無理じゃん。やっぱ俺は肌が触れた瞬間だと思うの。それが温もり。それが、一個人の人間が他者を感じる瞬間だと思ってる”

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01



「embrace」の歌詞の内容

温もりだけが確かなもの

藤原は人が本当に他者を感じる瞬間は、肌と肌が触れた瞬間や温もりを感じた時であると考え、温もり以外はお金を払ったり何か落とし前をつけないと信用できないと話しています。

一個人が他者を感じることができる瞬間ていうのは、肌が触れ合った瞬間しかないと思ったんですよ。握手でもいいし、それ以上のことでもいいし、ベッドの中の話でもいいし

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01

藤原は肌に触れた感覚で相手の喜怒哀楽や友情、愛情、憎悪など察することができるとも話しています。好きな人を抱きしめる時は優しさや暖かさ、嫌いな相手と握手する時はどことなく嫌々やっているのが伝わってきたり、同じ触れるという行為でも喜怒哀楽によって伝わる感覚は変わります。

どれだけ言葉で本音を偽ったり、着飾っても、肌と肌が触れ合う感覚で大体相手の感情が分かってしまう、《確かなものは 温もりだけ》とはそんな感覚を書いたフレーズです。

視力が一時的に悪くなった藤原

“この眼が視力を失くしても 僕は君を見るだろう
体中の細胞 フル動員で 君を見るだろう”

「embrace」/BUMP OF CHICKEN

元々目が悪い藤原ですが、レコーディング中に一時的に視力がさらに下がり、断続的に景色がモノクロに見えたことがあった経験から生まれた歌詞です。

立ちくらみで視界が一瞬真っ白になる感覚に似ていて、それが断続的に続く感じだったそうです。

《「そこに居る」のに「居ない」と気付く時もあるだろう》というフレーズは目に見えていても側にいないと感じる時があることを意味していますが、これは信頼と気持ちのすれ違いによるものを意味しています。



BUMP OF CHICKEN「embrace」のライブ情報

「embrace」のライブ演奏記録

初披露日時初披露ライブ
2003年8月16日RISING SUN ROCK FESTIVAL 2003 in EZO @石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ (北海道)
演奏頻度

「embrace」のライブでの演奏回数は比較的高く、長い期間が空くことなく定期的に演奏されています。

初披露ではアレンジ不足を痛感した

【楽曲解説】でも紹介しましたが、2003年の夏フェスで2回演奏されており、ユグドラシル版では一部歌詞が変更されています。夏フェスで披露した時はアレンジをメンバーとあまり話し合わなかった為にアレンジ不足を痛感したと反省しています。(Fujiki第9回)

「embrace」のライブ映像が収録されている作品

タイトル備考

GOLD GLIDER TOUR 2012
恥ずかし島でアコースティックver.を披露。

Butterflies
「Butterflies」初回限定盤付属DVD&Blu-rayに収録。

※通常盤には未収録

 

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