Butterflies(バタフライズ)のアルバム情報と制作背景-BUMP OF CHICKEN-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)のアルバム『Butterflies』(バタフライズ)を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事ではアルバムの解説や収録曲、タイトルの意味、制作背景などについてご紹介します。『Butterflies』の楽曲を聴く際に参考にして下さい。


参考資料

  • MUSICA 2016.02、03
  • ROCKIN`ON JAPAN 2016.MARCH
  • B-PASS 2016.04
  • CUT 2016 MARCH
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アルバム『Butterflies』について

基本情報

タイトルButterflies(8th Album)
発売日2016年2月10日
制作期間2014年6月~2015年12月
収録曲数11曲(シークレット除く)
隠しトラックTO.I.KI
アルバムツアーSTADIUM TOUR 2016 “BFLY”

BUMP OF CHICKENの「Butterflies」(バタフライズ)は通算8枚目(メジャー6枚目)のアルバムです。

このアルバムは前作『RAY』から約1年11ヶ月という、バンド史上最も短いスパンでリリースされました。

前のアルバム現在次のアルバム

RAY

Butterflies

aurora arc

収録曲

トラックタイトル概要
1バンプオブチキンのGOの画像
GO
ソーシャルアプリ「グランブルーファンタジー」CMソングに起用。後にアニメの主題歌にもなった。

タイトルはベースのチャマ(直井由文)が見た夢に登場した曲名から付けられた。

2バンプオブチキンのハローワールドのジャケット
Hello,world!
【24th Single】

アニメ「血界戦線」主題歌。

藤原基央の世界観や哲学が色濃く出た歌詞で、世界は「客観的な世界」「主観的な世界」の2種類が存在するという考えを元に書かれている。

3
Butterfly
シングルを除き、アルバムの中で1番古い曲。

EDM調のサウンドが特徴的だが、最初からEDMにするつもりはなく、良いアレンジを探った結果できたもの。

4バンプオブチキンの流星群の画像
流星群
アルバムの収録曲の中で一番最後に完成した曲。制作期間中に、藤原が実際に流星群を見たことがタイトルに影響を与えている。
5バンプオブチキンの宝石になった日の画像
宝石になった日
「カルピスウォーター」CMソング。

この曲について藤原は「淡々とした中に静かな熱があり、一度それに気付いたらマグマのようなものを感じてほしい」と話している。

6
コロニー
【24th Single】

映画「寄生獣 完結編」主題歌。

藤原が肺気胸を患った時の胸の痛みが、一部の歌詞の元になっている。

7バンプオブチキンのパレードのジャケット
パレード
【5th Digital Single】

映画「寄生獣」主題歌。

「WILLPOLIS 2014」終了直後に主題歌の依頼が来たため、わずかな時間で完成させた曲。時間がなかった為に、反省点も多い楽曲だと話している。

8バンプオブチキンの大我慢大会
大我慢大会
最小限の音で最大限の効果を発揮した曲。

チャマはこの曲を聴いた時に“90年代の西海岸音楽”をイメージし、自身のiTunesの音楽を聴き漁った。

9バンプオブチキンの孤独の合唱
孤独の合唱
いろんな楽器が使用され、バンジョーやブズーキなどアイルランド音楽でよく使用される楽器が使われている。

曲のキーポイントは「孤独じゃない合唱」であることだと、藤原は話している。

10
You were here
【3rd Digital Single】

「WILLPOLIS 2014 FINAL」で初披露され、翌日0:00に配信シングルとしてリリースされた。

この曲は、ライブにいたことを証明する曲で、藤原がライブに来てくれたお客さんひとりひとりへの思いが込めらた曲になっている。

11
ファイター
【4th Digital Single】

配信のほかに、漫画「3月のライオン」の10巻特装版に「ファイター」のCDが付属するという特殊な形態でリリースされた。

メンバー全員が同作品のファンで、作者の羽海野チカもバンプのファンというお互いの尊敬があって実現したコラボレーション。

隠しTO.I.KI
〈曲の完成順〉
You were here→ファイター、パレード→Hello,world!、コロニー→Butterfly→GO、宝石になった日、大我慢大会→孤独の合唱→流星群



アルバムの特徴

前作『RAY』からの勢いに乗ったままリリースされた『Butterflies』というアルバムは、リード曲「Butterfly」を筆頭に、今まで以上にリスナーとの共有度の高い楽曲が多いように思われます。

こういった共有度の高いアッパーな曲が多いのも、「WILLPOLIS」を始めとしたライブの頻度が高くなったことで、よりライブやリスナーを意識するようになったからだと思います。

『RAY』から『Butterflies』へのテーマの変遷

前作『RAY』で多く見られたテーマが、“記憶がくれる勇気”でした。そのテーマの集大成ともいえる楽曲がアルバムの最後に完成した「ray」です。

そして次のシングル「You were here」でテーマが移り変わります。ここから『Butterflies』に多く見られるテーマである“孤独の集まり”に切り替わります。ここで言う“孤独”とは、一人ぼっちで寂しいとか周りから隔離されているという意味ではなく、自分と言う人間は一人しかいないという孤独です。

藤原にとってお客さん1人1人が愛おしい

「Butterfly」で《量産型》と歌われているように、大勢いる中の1人という意味合いが強く表れたアルバムになっています。こういうテーマになった背景には「You were here」からもわかるように、藤原がライブを通してお客さん1人1人が愛おしい存在であると再確認したからだと思います。

アルバム曲までもタイアップが付く

アルバム収録曲の「GO」と「宝石になった日」は、アルバム曲ながらもタイアップが付き、MVも制作されました。

このアルバムを境に、バンプはタイアップラッシュが続くことになります。しかし、タイアップが多いからと言って、すべてのオファーを受け入れてるわけではなく、バンプの意向と合わないものは断っており、藤原は「僕たちはタイアップ泣かせ」であると話しています。

制作背景

休む間もない過密スケジュール

BUMP OF CHICKENは2014年3月にアルバム『RAY』をリリースし、4月からすぐにツアー「WILLPOLIS 2014」がスタートしました。

藤原はツアー中にもかかわらず、6月に「You were here」を書き上げ、ツアーファイナルで披露しています。ツアーが終わり8月に入ると、山崎貴監督から映画「寄生獣」の前編と後編の主題歌の依頼を受け、ほぼ同時期に「3月のライオン」「血界戦線」のオファーも受けています。

これだけでも、いかにハードスケジュールだったかがわかると思います。



短期間でアルバムができた理由

1年9ヶ月というバンプとしては驚異的な早さでアルバムが完成した理由は、メンバーそれぞれが責任を持ち、やることを理解していたので、藤原の負担が減ったことが大きいようです。

また、今までで一番コミュニケーションを取ったアルバムとも話しており、曲の求めるアレンジを見つけるまでの時間が早かったのかもしれません。

アルバム作業中は、今まで以上に心強かったな。俺は逆に、3人に説明とかを今までよりもしなかったし。そうやってどんどんやっていったから、どんどん曲ができて、結果的にこんなに短い間にね

藤原基央
出典:MUSICA 2016.03

完成後はメンバー全員で温泉旅行へ

怒涛の2015年を「COUNTDOWN JAPAN 15/16」で締め括ったバンプは、2016年1月1日~1月5日まで各々が正月を過ごし、1月6日にはメンバーだけで1泊2日の温泉旅行へ出かけました。

画像:Twitter@boc_chama

バンプはずっと忙しく音楽活動してきましたが、たまには友達としての時間を過ごしたいというメンバーの思いから実現した旅行でした。

旅館には升がプレステ2と桃鉄を持っていき、翌日はドライブしながら観光し、みんなで楽しい時間を過ごしたようです。

たまにはぞういうの全部抜きにして、友達として4人で動くっていうのもいいなぁと

直井由文
出典:MUSICA 2016.03



アルバム制作年表

2014
6月11日You were here」完成。
7月31日WILLPOLIS 2014 FINAL」にて「You were here」初披露。
8月映画「寄生獣」、「3月のライオン」、「血界戦線」の主題歌のオファーを、ほぼ同時期に依頼を受ける
10月パレード」、「ファイター」完成
11月28日「ファイター」配信開始。「3月のライオン」10巻発売。
11月29日「パレード」配信開始。映画「寄生獣」上映開始。
12月Hello,world!」、「コロニー」完成。
2015年
Butterfly」、「GO」完成
4月22日「Hello,world!/コロニー」発売。
~7月の間大我慢大会」、「宝石になった日」完成。
7月孤独の合唱」完成。
7月30日BUMP OF CHICKEN Special Live 2015」大阪公演。
8月1日「BUMP OF CHICKEN Special Live 2015」横浜公演。
8月8日ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」に出演。
8月中流星群」完成。
11月26日アルバム『Butterflies』リリース発表。
12月5日NHK総合「SONGS」出演。
12月下旬アルバムレコーディング完了。
12月25日仕事の後にメンバー全員でディズニーランドへ遊びに行く。
12月31日COUNTDOWN JAPAN15/16」出演。ライブの模様を中継してNHK紅白歌合戦にも出演。さらに「Butterfly」を初披露
2016年
1月1日~5日全員正月休み。忙しかった付けが回ったせいか、熱を出したり、体調が悪くなる人が多かった。
6日、7日メンバー全員で温泉旅館へ。久しぶりに友達としての時間を過ごす。
26日「Butterfly」先行配信開始。MVも公開。
2月10日8th Album「Butterflies」発売。
2月11日結成20周年記念Special Live「20」
2016年4月9日STADIUM TOUR 2016 “BFLY”スタート。4月9日 – 7月17日まで。
6月アリア」完成。
7月16日、17日STADIUM TOUR 2016 “BFLY”ツアーファイナル、日産スタジアム公演。
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