BUMPと藤原基央の年収や収入はいくらなのか推測

BUMP OF CHICKENは日本のアーティストの中で人気ロックバンドです。となれば年収やCDの売上でどれくらいの収入があるのか気になりますよね?

この記事ではミュージシャンの主な収入源の紹介と、年収など推測したいと思います。正確な金額は出ませんが、一つの目安になってもらえればと思います。

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アーティストの主な収入源

CD売上による印税

まずはCD売上による印税です。しかし当然ながらCD売上の利益がそのままアーティストに還元されるわけではありません。

〈CD売上の内アーティストに還元される利益〉
①歌唱者・・・1~3%
②作詞者・・・1~2%
③作曲者・・・1~2%

印税は歌唱者、作詞者、作曲者に配分される

歌唱料はボーカルだけでなく、他のメンバーがいれば全員で均等に分配します。なので人数が多いほど一人当たりの取り分は減ります

1~3%と変動しているのは新人はほとんどが1%で、決まった売り上げが見込める程の大物になってくるとパーセンテージは上がるようです。現在のバンプはCDを出せば一定枚数は売れるので3%程だと思われます。さらに4人で割るので一人辺りの取り分は少なくなります。

そして作詞作曲はほぼ藤原基央ひとりで行っているので売上の2~4%が藤くんに入ってきます

(例)天体観測の売上の内訳

では具体的にBUMP OF CHICKENの大ヒット曲「天体観測」を例にCD売上の内訳を見てみましょう。

仮にCD1枚の値段が1000円、売上が60万枚として計算します。

【天体観測売上の内訳】

〈1枚1000円のCDが60万枚売れた場合の利益〉

1,000円×600,000枚=6億円

・JASRACの手数料=6%の6%=216万円
・アーティスト印税1%(デビュー初期の為1%)=600万円
・事務所3%=1800万円
・藤原基央の取り分3%=1800万円
・原盤印税12%=7200万円
・CDショップの取り分30%=1億8000万円
・レコード会社取り分50%=3億円

天体観測の売上の一人当たりの配当は150万円

JASRAC(ジャスラック)とは音楽の著作権を管理している団体です。音楽業界にとってJASRACは重要な役割を果たしています。

あのバンプ史上最大のヒット曲「天体観測」でさえ、メンバー1人あたりの取り分は600÷4=150万円しかないのです。

CDショップの取り分を見てみると30%もあり、CDの売れなくなってきた近年はディスクを作らずにデジタルリリースのみにしている理由も頷けますね。

そのほかに掛かる経費

また楽曲の宣伝、MV制作費用もCDの売上から出ますが、これは予算に応じていくら使うかは変わってきます。あとレコーディングなどで使うスタジオ使用料もここから出てるかもしれません。

以下の画像はCD売上の内訳の一例です。

1000円のCDの売上配分



カラオケの印税

実はアーティストの収入にカラオケの印税もあるんです。カラオケからどうやって印税が入ってくるのか仕組みを説明します。

カラオケから印税が入るしくみ

先ほど出てきたJASRACがまた登場します。JASRACがカラオケ店と契約して著作権料をアーティストへ配分しているんです。カラオケ店がJASRACに支払う料金は定員10名以下の部屋1つにつき月額4000円と言われています。

そしてJASRACはカラオケ店に音楽配信サービスを行っている業者からも著作権料を回収しているようです。

これだけ聞くとJASRACって金の亡者じゃん!って思うかもしれませんが、この回収した料金からアーティストへちゃんと還元されます。

アーティストに入る印税

そして気になるカラオケからのアーティストに入る印税ですが、1回カラオケで歌われる度に2~7円と言われています。

一見少なく見えますが、バンプの「天体観測」は安定してカラオケランキング上位に君臨していますし、BUMP OF CHICKENの楽曲数も100曲を越え、さらに一般的に人気のある曲も多数あります。

ゴールデンボンバーの「女々しくて」の印税

カラオケの人気曲、ゴールデンボンバーの「女々しくて」の印税について書かれていた記事を参照ください。

「1回の再生で2~7円。作曲家、作詞家、編曲家に分配され、鬼龍院は作詞作曲をしている。日本の人口が1億人として、1日に2000人のうちの1人が歌っていると仮定すると、1日5万回の再生数。1回5円で考えると、年間で1億弱のカラオケ印税になる。もちろんCDはまた別なので、鬼龍院が億単位で稼いでいるのは間違いない」(音楽ライター)

出典:exciteニュース

これは「女々しくて」が大ヒットしていた頃の話なので今はここまで印税は入らないと思います。

天体観測の1年間のカラオケ印税は約1000万円!

仮にカラオケで「天体観測」を1日に5000人が歌っているとすると、1日5000回の再生数。1回5円として計算すると、

5円×5000(1日の回数)×365日=9,125,000円

なんと「天体観測」のカラオケ印税だけで年間約1000万円も藤原基央に入ってくるのです。ということは他のBUMP OF CHICKENの楽曲も合わせるなら年間2000万円程の印税が入ってくると思われます。※あくまでも推測です



ライブによる収益

チケット代は何に使われるの?

ライブを主催するのには会場、イベンター、宣伝、ライブ制作など多くの企業が運営に関わってきます。なのでライブを主催すると音楽業界全体でお金が大きく動きます。

チケットの価格が1枚8000円の時、以下のグラフがそれが何に使われるかの内訳です。

1回のライブでメンバー1人に入るギャラは320万円以下

会場のキャパによってトータルの収益は変わりますが、仮にキャパ1万人のライブ会場でチケット8000円だとすると、

10000人×8000円=8000万円

アーティスト出演料はこの内の約16%なので

80,000,000円×0.16=1280万円

これをメンバー4人で分配すると1人当たり320万円になります。しかし出演料はスタッフにも分配することが多い為これよりもだいぶ少ない金額になります。

ライブに掛かる費用の詳細はこちらの記事をご参照ください。

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CDやカラオケの印税やライブの収益以外にはYOUTUBE公式チャンネルの再生回数に応じた広告収入などもありますが恐らくそれは会社の利益になると思われます。


BUMP OF CHICKENの給料や年収

藤原基央は印税を4人で分けてる?

BUMP OF CHICKENの作詞作曲をほぼ藤原基央一人で行っているので、印税は藤くんにダントツで多く入ってきます。勝手な推測ですが藤くんは自分に入ってきた印税をメンバーに均等に配分していると思います。

直井由文、増川弘明、升秀夫の3人の収入は給料制であれば会社からのお給料とCDの売上、ライブなどでの収益が主な収入源です。先に説明したように、CD売上はほとんど個人の収入にはなりません。それにバンプはライブの本数もそれほど多くありません。

4人いるからこそ、藤原は音楽を続けることができている

出典:Wikipedia

藤くんはデビュー初期に引き抜きの話がきますが、「このメンバーといっしょじゃないと意味がない」と言って断っています。ということは音楽と同等かそれ以上の価値をメンバーに見出しているのです。

言い換えるなら、メンバーがいないとBUMP OF CHICKENの音楽は完成しないと言っているのです。

作詞作曲は藤原基央ですが、本人からしてみればメンバーといっしょにいる環境があって生まれる曲だから印税は全員に均等に配分するという考えだと思います

藤原基央の年収

年収は2000万円以上

藤原基央の年収は幅はありますが推定2000~3000万円くらいは収入があると思われます。

しかし藤くんはお金なんてさほど気にしていないのです。藤原さんはメジャーデビュー当時の気持ちをこのように語っていました。

あの時期はね、汚えもんいっぱい見たわけですよ。契約とかも。(中略)
周りの汚えもんと対比してどんどんどんどん、そういうもの全部、いい曲でカタつけちまえと

藤原基央
ROCKIN`ON JAPAN 2002 APRIL

「汚えもん」とはお金のことだと思います。メジャーデビューして大人の社会へ踏み込んて目に入ったのはお金とかそういう人の醜い部分だと思います。

しかし藤原基央はそんな“汚えもん”は良い音楽があればカタをつけることができると言っています。

藤原基央にとって大切なものはお金より音楽

お金よりも音楽が大切、だからここまで駆け抜けてこれたんだと思います。成功者に共通する考え方ですね、お金を目的としている人は成功できない。

稼ごうと思えば、カラオケで盛り上がる曲を作り、再生回数を増やせば印税は多く入ってきます。テレビに出演する回数が多くなれば当然、CDも売れるしカラオケの再生回数も増えます。

藤原基央に取ってお金はそれほど重要でないのです。なのでメンバーがお金のことで揉めないように印税は均等にメンバーに割り振っているというのが私の考えです。

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