【BUMP】beautiful gliderの公式情報と歌詞の意味-過去がくれる勇気-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「beautiful glider」(ビューティフルグライダー)を公式情報やインタビューを元に解説していきます。

この記事では楽曲の基本情報や歌詞の意味の考察、制作背景などについてご紹介します。「beautiful glider」を聴く際に参考にして下さい。


参考資料

  • ROCKIN`ON JAPAN 2011.02
  • MUSICA 2011.01
  • bridge 2011.WINTER
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BUMP OF CHICKEN「beautiful glider」の楽曲情報

beautiful gliderの基本情報

バンプオブチキンのビューティフルグライダーの画像

タイトルbeautiful glider(アルバム収録曲)
発売日2010年12月15日
作詞作曲藤原基央
完成時期2009年秋頃
収録アルバムCOSMONAUT(6th Album)
タイアップなし

BUMP OF CHICKENの「beautiful glider」(ビューティフルグライダー)はアルバム『COSMONAUT』に収録されている楽曲です。

アルバムの最後から2番目に出来た曲で、次のアルバム『RAY』と共通するテーマを持った楽曲になっています。

BUMP OF CHICKENのアルバム『COSMONAUT』楽曲一覧へ

beautiful gliderの制作背景

ギターで遊んでいて生まれた曲

曲が完成したのは2009年秋頃で、自宅でギターを弾いて遊んでいたら生まれた曲です。

藤原は2009年6月からスタジオで作曲するようになり、プロデューサーからのリクエストで曲を書く“お題シリーズ”“過去基軸の楽曲”が続いていましたが、この曲の頃には両方終わっていて、藤原は真っ白な状態で曲を書き上げました。

アルバムの一番最後になった理由

「beautiful glider」はアルバムの中で最後から2番目に完成した曲で、当初はアルバムの1曲目の予定でしたが、最後に「三ツ星カルテット」が完成した時にラストにする方向に決まりました。

アルバムの最後になった理由は、《夜明け前》というフレーズがラストに相応しいことと、「beautiful glider」と「三ツ星カルテット」は双子のような関係で、アルバムのオープニングとエンディングを飾る不動の関係になったと話しています。

beautiful gliderのMV情報

出典:「beautiful glider」MVより

監督番場秀一
撮影場所・ロケ地
出演BUMP OF CHICKEN
収録作品COSMONAUT[DVD]

「beautiful glider」のMV(PV)は「三ツ星カルテット」と同じセットで撮影されています。

メンバーの演奏シーンと紙飛行機が飛んでいるシーンが交互に入れ替わり、紙飛行機はどんどん過去に戻っていき、飛ばした持ち主の所へ戻るというストーリーになっています。



BUMP OF CHICKEN「beautiful glider」の歌詞の意味

beautiful gliderの曲のテーマ

テーマは“ハンググライダー”

「beautiful glider」はタイトルや歌詞からもわかるように「ハンググライダー」をテーマにした曲です。

このハンググライダーは「GOLD GLIDER TOUR 2012」のロゴにもなっています。

GOLD GLIDER TOURのツアートラック

グライダーをテーマに選んだ理由は、飛び立ったらもう引き返せないことを表すためだとおもわれます。

さらに藤原は人間は鳥とは体の構造が違うにもかかわらず、飛ぼうとしたことに感動したようです。

よく人間飛んだなって思いますよねぇ?人間と鳥では体の構造が全然違うし、挑戦し過ぎだろって思うよね

藤原基央
出典:MUSICA 2011.01

beautiful gliderの歌詞の内容

飛び立った後を描いた物語

「beautiful glider」はグライダーで飛ぶ前ではなく、飛んだ後の様子を描いた物語になっています。

飛び立った主人公はもう戻れない所にいる現状を確認しています。自分の過去を振り返って、飛ぶ前の自分の気持ちを思い出して、必死に選んだ道を肯定しようとしています

もう飛んだ奴の歌ですから、これ。墜ちられないわけですから。だから、飛んでいて、足元見たというか、現状確認的な

藤原基央
出典:bridge 2011 WINTER

beautiful gliderで伝えたいこと

過去がくれる勇気

未来に何が起こるかを知る人はいません。つまり未来とは暗闇です。

そんな暗闇の中を進む勇気をくれるのが、旅立つ前の自分の気持ちなのです。

飛び立つ前に、もうこれ以上悩めないくらい悩んで決めた自分が、未来の自分に向けて手を振っているのです。

この曲で伝えたいことは、自分の道を進んでいる時に不安になったら、過去の自分の気持ちを思い出して勇気を貰ってほしいということです。

もう誰の言う事でも 予想つくぐらい長い間 悩んだもんね

「beautiful glider」/BUMP OF CHICKEN



アルバム『RAY』へ繋がるテーマ

「beautiful glider」で歌われている“過去がくれる勇気”はアルバム『RAY』を象徴するテーマです。

リード曲の「ray」は、過去からの光が後ろから照らしてくれて、影を前に伸ばしてくれている。すなわち過去の光が暗闇の中を進む勇気を与えてくれるという曲です。

「beautiful glider」はアルバムの最後の方にできたということもあり、この頃からテーマが変わり始めているようです。

BUMP OF CHICKEN「ray 」の楽曲情報と歌詞の意味へ

『RAY』は「虹を待つ人」から始まる

次のアルバム『RAY』はインスト曲である「WILL」を除けば、1曲目が「虹を待つ人」です。「beautiful glider」の雨雲が晴れて、虹になったと考えると、非常にストーリー性を感じる曲順ですす。



BUMP OF CHICKEN「beautiful glider」のライブ情報

「beautiful glider」のライブでの演奏

初披露日時2011年12月05日
初披露ライブGOOD GLIDER TOUR@SHIBUYA-AX (東京都)
演奏頻度
演奏されたライブ/ツアーGOOD GLIDER TOUR 2011-2012
GOLD GLIDER TOUR 2012

「beautiful glider」の名前を冠したツアー「GOOD GLIDER TOUR」と「GOLD GLIDER TOUR」では全公演で演奏されました。

ライブ映像が収録されている作品

収録作品備考

GOLD GLIDER TOUR
本編14曲目に収録。
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