2017年9月からスタートしたBUMP OF CHICKEN TOUR 2017‐2018 PATHFINDERですがパスファインダーのネーミングの由来はなんなのでしょう?
ポンツカでの会話でPATHFINDERという言葉を見つけてかっこよかったからツアータイトルにしたと話していましたがそれだけではないような気がします。
初めてツアーに明確な意味を持たせた「WILLPOLIS」、あれから3年「PATHFINDER」にはどんな意味や想いが込められているのでしょうか?
⇒BUMP OF CHICKEN「PATHFINDER」ライブレポート&セトリまとめ
PATHFINDERのタイトルの由来

マーズ・パスファインダー (Mars Pathfinder) は、アメリカ航空宇宙局(NASA) JPLがディスカバリー計画の一環として行った火星探査計画、またはその探査機群の総称である。1996年12月4日に地球を発ち、7ヵ月の後、1997年7月4日に火星に着陸した。この計画で、マーズ・パスファインダーは約1万6000枚の写真と、大量の大気や岩石のデータを送信した。1976年のバイキング2号以来、実に20年ぶりに火星に着陸した探査機となった。
バンプの初ステージと同じ年に打ちあげられた火星探査機Mars Pathfinder、エコパアリーナDAY2にて「PATHFINDERの意味は?」という質問があり、藤くんが「後で教えてあげる」と答えたことによって繋がりが明らかになった。
4人で着地点のない宇宙について話しているときにヒデちゃんがマーズ・パスファインダーの話を持ち出してタイトルが決まったそうです。さすがはバンド結成の柱ですね!
やっぱりツアーPATHFINDERはBUMP OF CHICKENらしく宇宙と繋がっていたんですね。
勝手な推測ですがツアーのオープニング映像に英文が出てくるのですがそれがマーズ・パスファインダーの活動目的や履歴が書かれているのではないかと思っています。
PATHFINDERに込めた想い
pathfinder・・・【開拓者、探検者】
という意味でスペルを分割すると
path・・・【小道、通路】
finder・・・【発見者、見つける者】
単語ごとに見てみると「道を発見する人」という意味になります。
今回のツアーの特徴の1つとも言えるのがステージの花道(出島)です。
会場の観客の方へ伸びるあの道はまさしく“path/小道、通路”と呼ぶに相応しいでしょう。

画像:BUMP OF CHICKEN公式より引用
そして2つ目の特徴はハンドマイクで歌いながら客席へ近づいた藤くんの姿です。他メンバーも花道から客席の方へ近づいていました。

画像:BUMP OF CHICKEN公式より引用
最後に3つ目はシングルHAPPYのカップリング曲である「pinkie」を固定セットリストへ入れたことです。
カップリングを集めたアルバム「present from you」には収録されておらず知らない人も多い名曲であるこの曲をセットリストに加えた意図はもちろん、リスナーに聴いてほしい、知ってほしいという願いがあると思います。
それに加えてこの曲はバンプ唯一の“桜の唄”なのです。歌詞もリスナーへの想いそのものだと思います。

画像:BUMP OF CHICKEN公式より引用
花道の上で桜の唄を歌いながら観客に近づく、ステージ上のスクリーンには桜の舞う映像が流れています。
ツアーPATHFINDERではこの花道がライブの核になっているように感じます。
7万人と握手したいと言っていた彼らバンプオブチキンがファンへ近づく道を開拓する、まさにそれこそPATHFINDERと銘打った意味ではないでしょうか。