【名言集】バンプ藤原基央の哲学的で人間の真理を突いた深い言葉

BUMP OF CHICKENの藤原基央の言葉は、歌詞に限らず胸に突き刺さり、とても勇気を与えてくれます。哲学的だったり時には人間の核心をつくような言葉まであります。

歌詞だけでなく彼の発する言葉もとても魅力的でかっこいいので、ジャンル別に名言を集めてみました。

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藤原基央の名言集

藤原基央の音楽に関する名言

君に会うための曲

“僕らが今まで作ってきた音楽、これから作っていく音楽……全部、君に会うために生まれてきました”

藤原基央
20周年記念ライブ「20」より

「君達に」ではなく「君に」と言っていることに心が震えます。藤くんにはたとえ観客が5万人いようとそこに5万人いるとは思っていない。一人一人が集まってできた5万人なんだということを強く意識していないと出ない言葉です。

藤くんが総理大臣になったら国民一人ひとりとしっかり向き合ってくれそうですね。

バンプとリスナーは対等

出典:bump of chicken.com

俺らハリウッドスターほど会えない人たちではない。現に俺らは曲で君たちのそばにいるから

ROCKIN`ON JAPAN 2002.03

この発言の真意は、“自分達の音楽を聴いてくれてる人にもっと歩みよりたい”という気持ちから出た言葉でした。物理的な距離を飛び越えて、曲を通して僕らはそばにいるということをわかってほしかったようです。

You were here」の歌詞でも、物理的な距離を飛び越えて会いに行くというフレーズが登場します。

画像:BUMP OF CHICKEN公式サイト

“一人ひとりと7万回握手がしたいです”

スタジアムツアーBFLY日産スタジアムより

藤原さんはBFLY日産スタジアム公演でこんなことを語っていました。

「あんまりいないと思うんですよね、7万人いるけど、7万通りの『1対1』じゃねえか?みたいな気持ちにさせてもらえるようなアーティストって。全部君たちのおかげです。どうもありがとう!」

やはり藤原基央は7万人と握手したいとは言わない。ここでも一人を意識しています、それは歌詞にも表れています。別な言い方で7万通りの1対1があるとも言っていました。

曲を聴いてくれている私たち一人ひとりがいて自分たちの音楽は成り立っている、続けて行くことができるということを彼は心の底から感謝しているのでしょう。

ステージに立つことは処刑台に上がる気分

ステージに出る前、死刑台に上がってく気分になる時があるんだ。ギロチンの下に頭を置いて審判が下される

出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01

ちょっと怖いですが、藤原基央のステージに立つことの覚悟が伺える言葉です。当時の藤原は、自分の曲がリスナーにどう受け取られているのかが不安だったようです。

現在は、「Spica」でも歌われているように、ステージが自分の帰ってくる場所だと思えるようになったのだと思います。

ドレミファソラシドの中で泳ぎたかった

ドレミファソラシドの中で泳ぎたかった。空白の中にリズムを置いていきたかった。音符の無い空白の中にこそリズムを感じたかった

ROCKIN`ON JAPAN 2002.03

さすがは音楽を選んだ人ですね。“音符の無い空白の中”でリズムを感じたいというのは哲学的な感じもしますが、「孤独の合唱」の歌詞にも似たような言い回しが登場します。

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バンプオブチキンの孤独の合唱



藤原基央の考え方についての名言

藤原の考える夢とは

『うわ、眩しい。すっげぇ眩しいんだけどさ、消えてくんない?』と思うくらい眩しいのが夢だと思うし、
『いや、あれを見てないと俺の生きてる意味がないとか、存在自体が怪しくなってくる。だから俺は目がつぶれてもいいから、あれを見るぞ』っつうのが夢を見てる人だと思うし、夢を見てる人ってそんぐらいかっこいい人だと思うし、そんぐらい覚悟してる人だと思うし、そんぐらいリスクを背負ってる人だと思う

藤原基央

夢とは簡単に手が届かないからこそ“夢”と呼ぶ。

夢を掴むには困難が立ちはだかる。ちょっとした目標は夢とは呼ばない、何かを失ってでも手に入れたい、夢はそれくらいリスキーで覚悟がいるものなんですね。

言葉は気持ちを伝える超能力

言葉っていうのは、感覚に1番近いものを当てはめるだけだから感覚が伝わるわけじゃないんだよね。
自分の心の中で生まれた感情・感覚に、1番似合った服を着せたものが言葉だから

藤原基央

いろんな楽曲の中でもこのことは伝えています。別な言い方で、「言葉は自分の気持ちを伝える超能力」とも話しています。それゆえ、自分の本当の気持ちは言葉にした時点で違うものになっているとも話しています。

自分の感じ方で世界は変わる

画像: Yahoo! JAPAN

“要は自分次第なんですよ 世の中君の映るように映る
君の感じるように 感じる 君が変えれば変えるほど変わってく”

「ハルジオン」インタビューより

とてもシンプルなようでこの世の真理を表しているような感じもします。世界は見方を変えれば地獄にも天国にもなり得る。

例えば一本の花が咲いていて、その花言葉が自分へのメッセージだと捉える人もいるだろうし、ただ綺麗だと思うだけの人もいるだろうし、気にも留めなかったりする人もいます。

「涙のふるさと」は、「モノ自体がメッセージを持っている」という考え方が元になっています。

涙のふるさとの楽曲情報と歌詞の意味



藤原基央の死生観についての名言

“死”は最高のプレゼント

画像:rockinon.com

“人の死っていうのはどんな形であってもその人がくれる最後のプレゼントなんだと思う”

藤原基央

「終わりがあるからなにかを手に入れられる」と藤原さんは語っていました。これは死があるからこそ、人は時間や人間関係を大切にできるという意味だと思います。

「supernova」では“失ってから気付く大切さ”について歌われています。

supernovaの楽曲情報と歌詞の意味

大切な人が亡くなっても無ではなく“からっぽ”がある

画像:Twitter

“大切な人がいなくなっても、それは無じゃなくて”空っぽ”があるんです ”

藤原基央
出典:bridge 2006 WINTER

人は何かを“喪失”したら必ず何かを“獲得”していると藤原は考えています。これは心の中にあった大切な人を思う部分が空白になり、思い出を手に入れたという意味だと思います。

藤原基央の人間関係についての名言

他人を愛することは全ての始まり

“他人を、誰かを愛するという行為は、全ての可能性の始まりだと思っている。”

藤原基央

すごく深い言葉ですが、ひとつ解釈を挙げるなら自分以外の人を愛するということはその人を否定しないということだと思うんです。「全部自分が正しい‼」と決めつけていたら自分の視野は狭くなり、自分の世界に閉じこもることになってしまいます。

他者の考えや価値観に触れて自分の世界が広がっていく、つまり可能性が広がるわけです。結局、人を変えるのは他の人間だけなんですよね。

自分の一方的な想いを相手にぶつけないと本当に繋がれない

“人と繋がりたかったら、求めるんじゃなくて、求めたものを待つんじゃなくて、求めるもの全部、自分が閉じ込めてしまうぐらいの、一歩通行の自分勝手な行動をぶつけて、それに答えてくれたときに、本当に繋がれるんじゃねぇかな”

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2004.01

この考えは「embrace」の歌詞の一部になっています。《全てこの手のひらに集めて閉じ込めるよ》というフレーズは藤原のこの考えからできた歌詞です。しかしこの部分は元々は「求めるフレーズ」で、途中で歌詞が変更されました。

embraceの楽曲情報と歌詞の意味



藤原基央の人生観についての名言

生きることは誰かに迷惑をかけるということ

画像:ent2.excite.co.jp

“誰かと肩がぶつかる。生きるってそういうことだと思う”

「カルマ」インタビューより

これは「カルマ」のインタビューでの発言ですが、「カルマ」では“人は知らず知らずのうちに誰かの場所を奪っている”ということを歌っています。

カルマの楽曲情報と歌詞の意味へ

諦めたらそこで試合終了

“どうか、履き違えないで欲しい。人の足を止めるのは、絶望じゃなく諦めだけだということを”

藤原基央

どんな時にでも希望はある、これは不変の真理です。生きている限り希望はあります、だからどんなことも諦めないで下さい、生きることでさえ。

何事も上手くいかない時は変化の時

画像:WordPress.com

“何事も、上手く進まないときは、停滞の時期ではなく、変化の時期だ”

藤原基央

物事が進んで結論が出せる状態を煮詰まると表現しますが、料理が煮詰まったらあとは完成ですよね。

何事もうまくいかない時はもう完成に近づいているから変化がないように感じてしまうのではないでしょうか?料理だって煮詰めるだけの段階にきたらあとやることはほとんどありませんからね。

藤原基央ですらビビり

画像:BUMP OF CHICKEN公式サイト

“一生のうちの勇気の絶対量があるとしたら、もう使い果たしていると思うんですよ、ビビりだから”

WILLPOLIS東京ドーム公演より

藤原基央がビビり?!私は面食らいました。東京ドームのステージ立つ人がビビりだなんて信じられませんでした。

藤くんは私たちよりもビビりと言っていましたが、たぶん勇気の量なんて私たちのを比べても大差ないのでしょう。こんなすごい人でも同じ人間なんだと思い知らされて勇気が出ました。

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