BUMP OF CHICKEN用語解説というわけで《体》と《身体》の意味の違いや使われ方について考えていきたいと思います。
Twitterでバンプの新曲『話がしたいよ』の歌詞の耳コピを見ていると多くの人が《身体》という漢字を使っていました。手前味噌ですが私はいちおう歌詞解釈なんてやってる分際なので、一目見て違和感を感じました。というのもバンプの歌詞で使われる「からだ」はほとんどが《体》の方なんですよね。
漢字 | 読み | 登場回数 |
体 | からだ | 多数 |
身体 | からだ、しんたい | 1回 |
どちらも読み方は「からだ」で《身体》に至っては歌詞に使われたのが『トーチ』だけでなんと1回のみです。(2018.10.13時点)なので《体》の方は当然ながらその他の楽曲に使われています。
では《体》と《身体》の違いを理由も添えて説明していきたいと思います。
『体』と『身体』の意味の違い
まとめると
《体》・・・肉体や動物的な意味合い、生き物、物体にまで幅広く使われる
《身体》・・・心や精神、立場などを含んだ意味があり人間だけに使われる
そして《身体》は公的な文書では「からだ」でなく「しんたい」と読みます。これは元々「心体」から派生した漢字ではないかと思われます。
日本語ではよくありますよね、例えば「意志が固い」は「石が硬い」ことから来てますし、神社では「ご縁があるように」賽銭箱に「五円玉」を入れますよね。
なんか学術的な話になってしまいましたね(汗)バンプの話に戻します。
みなさんご存知のようにバンプの歌詞には必ずと言っていいほど《心》と《体》が出てきます。作詞者の藤原さんは心と体を明確に分けて考えています。
《身体》は心や精神の意味があるので《心》と並列して書いてしまうと意味が重複してしまいます。それに心と体を分けて書くことで、肉体と心は別物であり肉体に心が宿っている様子を表現できます。
おまけに藤原さんの歌詞はお腹が減ること、生きることと死ぬこと、寝ることなど肉体的な表現が多く、そういった3大欲求とは別の根源的な欲求を明確に分けるためにも《体》と《心》を使い分けることが必須だったと思われます。
何せ藤原さんは「歌」と「唄」の違いにもこだわりがある人ですからね。
《身体》が一度だけ使われた『トーチ』
それでは2018年10月時点でバンプ史上唯一《身体》が登場する『トーチ』を見ていきたいと思います。
“醜い思いが身体中溢れて 昨日と明日に爪を立てたら”
「トーチ」/BUMP OF CHICKEN
先ほど説明ことから察しがつくと思いますが、「思い」がある場所は人間の「心」であり心は「体」の中にあるので、心と体を意味する「身体」という漢字が使われているわけですね。
それから《醜い思い》と書いてますが普通は気持ちなどを表す場合は「想い」ですよね。今はまだわかりませんがわかったらまた用語解説にて書いていこうと思います。