BUMP OF CHICKENが2003年にした「ロストマン」という楽曲が2019年1月2,3日に開催の「第95回箱根駅伝」のCM曲に起用されることが決まりました。
このニュースを知ったのは寝起きだったのですが、一瞬で目が覚めるような衝撃でした。
ミスチルの桜井 和寿が“2000年代で最も印象に残った曲”とコメントしていたり、ファンや当時の若者の間では有名な曲でしたが、テレビにあまり露出しないバンプの名曲「ロストマン」が世間一般に知られることはありませんでした。
《僕らの距離を 声は泳ぎ切れるかい》という楽曲の1節がふと頭をよぎった。16年越しのタイアップ、2003年に放たれた名曲が16年の時を越えて多くの人の耳に届く時が来たのです。
Twitterでは「なぜ箱根駅伝のCM曲に選ばれたの?」、「駅伝のテーマにロストマンは合わなそう」というコメントもあがっていました。
箱根駅伝のCMソングに起用された理由として制作側はこうコメントしています。
「進み続ける人を勇気づけるような『ロストマン』の歌詞に、箱根駅伝を走る陸上選手の強く前向きな姿勢を重ね、今大会の箱根駅伝も応援したいという想いを込めました」
出典:HUFFPOST
「ロストマン」の歌詞は物語形式になっていて「自分の道を進む覚悟と勇気」が描かれており、ストーリーを通して「喪失」と「思い出」を表現した作品です。
この「自分の道を進む覚悟と勇気」と「自分の区間を走る駅伝」は見事に重なり、駅伝というドラマの主題歌としてうってつけだと思います。
制作者の「進み続ける人を勇気づける」というコメントは的を射てますね。ロストマンは力強さを感じますし、なにより希望の唄なんですよね。
選手たちは駅伝という青春の1ページを切り取って、思い出になるのでしょう。