ベンチとコーヒーの楽曲情報と歌詞の意味-チャマの誕生日に贈った曲-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「ベンチとコーヒー」を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲の解説や歌詞の意味、制作背景などについてご紹介します。「ベンチとコーヒー」を聴く際に参考にして下さい。


参考資料

  • ROCKIN`ON JAPAN 2002 APRIL
  • トーキンロック!2002 March
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ベンチとコーヒーの楽曲情報

基本情報

バンプオブチキンのベンチとコーヒー

タイトルベンチとコーヒー
発売日2002年2月20日
作詞作曲藤原基央
完成時期2001年12月頃
収録作品jupiter(3th Album)
タイアップ

BUMP OF CHICKENの「ベンチとコーヒー」はアルバム『jupiter』に収録されている楽曲です。

この曲は藤原基央が直井由文への誕生日プレゼントとして贈った曲です。

jupiterのアルバム楽曲情報と制作背景へ

制作背景

チャマの誕生日に贈った曲

直井由文直井由文(Ba)/出典:ameblo.jp

「ベンチとコーヒー」は、藤原基央からベースのチャマ(直井由文)の誕生日に贈られた曲です。

藤原は自分にしか渡せないものをチャマにプレゼントしたいと思い、考えていたらいつの間にかチャマの誕生日は過ぎてしまい、さらにレコーディングの時期とも重なって、結果的に曲を渡せたのは誕生日から2カ月ほど過ぎてからでした。

曲が完成した時は「これが俺のプレゼントしたかったもの」だと思ったそうです。

歌詞を書いた紙は額縁に入れてある

プレゼントされた曲の歌詞は額縁に入れて大切に保管してあるそうです。またメンバーは全ての曲を対等に扱っていますが、チャマは「この曲だけは贔屓する」とも話していました。

実際にあった1日を書いた歌詞

この曲の歌詞は、藤原が公園のベンチに座り、体験した1日の出来事を書いたもので、《スーツの人》、《シャドーボクシングをする人》、《ランドセルを背負った小学生》など全て藤原が実際に見たものです。

歌詞に登場する《アイツ》とは、チャマのことを指しています。

精神的に辛かった時期

この曲の作詞をした頃は「ハルジオン」のリリース直後で、プロモーション活動や、インタビューの取材などが多かった時期でした。

藤原は元々取材や喋ることが苦手で、無理して話そうとすると墓穴を掘ったりしてしまったりしたそうです。好きなことを仕事にしてるのに、そんな上手くいかない自分がブザマに思えたそうです。



ベンチとコーヒーの歌詞の意味

歌詞の解説

先述したように、「ベンチとコーヒー」は藤原基央が実際に体験した1日を元に歌詞を書きました。それに加え、当時の藤原の精神状態も反映されている曲です。

ここでは、当時の藤原の心境を交えながら歌詞を解説していきます。

自分は何者で、何をしているのか?

当時のバンプオブチキンのファンの中には、藤原基央を神様扱いする人が少なからずいました。(現在もいるかもしれません)

それに対し藤原は戸惑いながらも、それでその人が救われるならそれでいいと思い、受け入れていました。

しかし、そのことで自分という存在が曖昧に思えてきました。「オレは一体何者なんだろう?」「誰に向かって何をしているんだろう?」など迷いが生まれました。

その時の気持ちが次の歌詞に現れています。

どこで迷っているんだろう?
何を迷っているんだろう?
誰に唄えばいいんだろう?
俺に唄えばいいんだろう?

「ベンチとコーヒー」/BUMP OF CHICKEN

自分と他者の比較

そんな悩みを抱えたまま、藤原は公園のベンチに座って缶コーヒーを飲んでいました。そこでいろんな状況の人達を目にします。

《Yシャツの襟を直して周りを確認する人》を見て、他人からどう見られているのかを気にする自分と重ねたり、

《一心不乱にシャドーボクシングをする人》を見て、それとは逆に周りばかりを気にする自分が嫌になり、

《「君が好き」とはっきり言う小学生》を見て、ハッキリしない自分と比較したり、

自分と他者の比較をしてしまう様子が描かれています。



ベンチとコーヒーで伝えたいこと

人の数だけ存在する自分

藤原はファンの中に、自分を神様扱いする人がいることを知って、人によって“それぞれのバンプオブチキン像”があることを知りました。

そのことで藤原は、自分が何者で何をしている人なのかが曖昧になってしまいました。

Aさんから見た藤原基央、Bさんから見た藤原基央、Cさんから見た藤原基央は、同じ人物であっても、人によって「神様」、「ミュージシャン」、「イケメン」、「怖い人」など見え方が違います。この“見え方や感じ方で世界が変わる”という考えはjupiter期に多く見られるテーマです。

つまり、人からどう思われているかを考えだしたらキリがないのです。だから自分は自分らしく生きるしかありません。

藤原を救ったのはチャマ

自分は何もの何だろう?誰に唄えばいいんだろう?という迷いの中で、藤原が思い浮かべたのはコーヒー好きのチャマの顔でした。

そのことで、自分にはこの曲を明確に届けたい人がいること、自分はバンプオブチキンのメンバーであることに気付かせてくれました。つまり、チャマの存在が藤原を悩みから救ってくれたのです。

こんな歌をオマエ(チャマ)に渡せたらいいなあっていうふうに思ったオレも、実際いて

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2002 APRIL



ベンチとコーヒーのライブ情報

ライブでの演奏

初披露日時2002年1月30日
初披露ライブFM AICHI Presents 「COLLABORATION 807」@クラブダイアモンドホール (愛知県)
演奏頻度
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