【BUMP】ひとりごとの公式情報と歌詞の意味-優しさについて書いた曲-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「ひとりごと」を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲の基本情報や歌詞の意味の考察、制作背景などについてご紹介します。「ひとりごと」を聴く際に参考にして下さい。

BUMP OF CHICKENのアルバム『orbital period』楽曲一覧へ


参考資料

  • ROCKIN`ON JAPAN 2008年2月号
  • MUSICA 2008年1月号
  • bridge 2008年WINTER
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BUMP OF CHICKEN「ひとりごと」の公式情報

BUMP OF CHICKEN「ひとりごと」の基本情報

バンプオブチキンのひとりごとの画像

タイトルひとりごと(アルバム収録曲)
発売日2007年12月19日
作詞作曲藤原基央
完成時期2007年
収録アルバムorbital period(5th Album)
タイアップなし

BUMP OF CHICKENの「ひとりごと」はアルバム『orbital period』に収録されている楽曲です。作詞者の藤原基央が「優しさ」をテーマに書いた曲になっています。

ひとりごとの制作背景

優しさテーマにした曲

「ひとりごと」は“優しさをテーマにした曲”で、作詞者の藤原基央は昔から「優しさとは何か?」という疑問を持っており、その答えを藤原なりの考えで書かれた曲になっています。

仮タイトルは「外の中」

歌詞にある《心の外の中だけにあるんだ》というフレーズから、最初に付けたタイトルは「外の中」だったそうです。

独りよがりの曲だったので聴いてもらうのが怖かった

「ひとりごと」は藤原が「優しさとは何か?」という自身の考えを綴った歌詞になっています。そのため藤原は独りよがりな難解な歌詞をリスナーがどう受け取るのか心配でした

“ひとりごと”のプリプロをひとりでやって3人に聴いてもらって、その時は本当に怖かった

藤原基央
出典:MUSICA 2008.01

難解な歌詞のまま届けるようになった理由

ユグドラシル期から藤原は、難解な歌詞をわかりやすく表現しようとせず、難解な歌詞のままで完成させるようになってきています。

それはロストマン」の時に個人的で難解な歌詞にもかかわらず、リスナーはちゃんと受け取って自分の曲として聴いてくれたからです。このことで藤原はリスナーをより深く信じることができるようになり、難解な歌詞を難解なままでリリースできるようになりました。

「ユグドラシル」のあたりから、ちょっとずつリミッターがどんどん外れて行ってるからなんですよね。リミッターが外れると、難解なものは難解なままで届ける状態になるから

藤原基央
出典:MUSICA 2008.01



BUMP OF CHICKEN「ひとりごと」の歌詞の意味

ひとりごとの歌詞の内容

自己利益の為の優しさ

皆良く思われたいだけ 自分自身を売り込むだけ

「ひとりごと」/BUMP OF CHICKEN

「ひとりごと」の歌詞では、良く思われたいから優しくするという自己利益の為の優しさが歌われています。

小学生の時の体験が元になっている

藤原が小学生の時に、クラスでいじめられている子がいました。それを他の子が助けに入ったのですが、その子は明らかに先生からの点数稼ぎの為にやったことでした。

誰から見てもその子が点数稼ぎに助けたことは明白で、周りから偽善者扱いされてしまいました

偽善でも優しさには変わりない

藤原からすれば、たとえ偽善でもいじめられた子が助かったのは事実です。自己利益の為の優しさを偽善と呼ぶなら、世の中には偽善しかないと思ったそうです。

藤原は自己利益の為の優しさが一番信用できると話しています。

自分のためにあなたを助けますってことですからね。一番信用できるなと思うんですよね

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2008.02



ひとりごとで伝えたいこと

優しさとは何か?

きっとさ 人と人の 心の外の中だけに在るんだ ひとりごと

「ひとりごと」/BUMP OF CHICKEN

この部分に藤原の考える優しさについての答えが明記されています。

優しさとは、心の中ではなく、人と人の間に生まれる現象です。虹を見て「キレイだなあ」という気持ちが芽生えるのと一緒で、自然発生的に湧き上がる感情なのです

優しさという現象が発動しました。っていう。それがほんとのそういうものだと

藤原基央
出典:ROCKIN`ON JAPAN 2008.01

優しさについては考えなくていい

ねぇ 優しさってなんだと思う もう考えなくたっていいや

「ひとりごと」/BUMP OF CHICKEN

曲の着地点は「優しさについて考えなくていい」ということ。結局、優しさとは現象なのだから考えたって作り出せるものではないということです。

この考えはあくまで藤原の自論であり、現段階での答えです。そういう意味を込めて「ひとりごと」というタイトルにしたのではないかと思います。



BUMP OF CHICKEN「ひとりごと」のライブ情報

「ひとりごと」のライブ演奏記録

初披露日時初披露ライブ演奏頻度
2008年1月11日ホームシック衛星@Zepp Tokyo (東京都)
結成20周年記念ライブ「20」で約8年ぶりにライブで披露

「ひとりごと」はBUMP OF CHICKEN結成20周年記念Live「20」で久しぶりに披露され、前回ライブで演奏されたのは2008年のツアー「ホームシック衛星」「ホームシップ衛星」で、約8年ぶりのことでした。

「ひとりごと」のライブ映像が収録されている作品

収録作品備考

結成20周年記念Live「20」
6曲目に収録。

 

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