【BUMP】花の名の公式情報と歌詞の意味-自分で選んだことに意味がある-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「花の名」を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲の基本情報や歌詞の意味の考察、制作背景、MV情報などについてご紹介します。「花の名」を聴く際に参考にして下さい。

BUMP OF CHICKENのアルバム『orbital period』楽曲一覧へ

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BUMP OF CHICKEN「花の名」の公式情報

BUMP OF CHICKEN「花の名」の基本情報

タイトル花の名(13th single)
カップリング東京賛歌
発売日2007年10月24日
作詞作曲藤原基央
完成時期2007年7月7日
収録作品orbital period(5th Album)
BUMP OF CHICKEN I<1999-2004>(Best Album)
タイアップ映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

BUMP OF CHICKENの「花の名」は通算13枚目のシングルで、2007年10月24日にシングル「メーデー」と同時リリースになりました。曲の完成日は200777日で、777(スリーセブン)になっている。

藤原基央が認める公式ラブソングのひとつ。

前のシングル現在次のシングル
バンプオブチキンの涙のふるさとのジャケット
涙のふるさと
バンプオブチキンの花の名のジャケット
花の名
バンプオブチキンのメーデーのジャケット
メーデー

花の名の制作背景

山崎監督と再びタイアップ

山崎貴監督/出典:buaiso.net

「花の名」は「涙のふるさと」の時にコラボレーションした映画監督の山崎貴氏から、映画主題歌のオファーがきたことで書き下ろされました。

監督から曲について注文されたされたことは「普遍的で誰にでも届くもの」で、藤原はいつも通りのスタイルで作曲しました。

曲が完成したのは2007年7月7日の七夕の日で、「とても印象深い夜だった」と藤原は話しています。

ユグドラシル期からあったイントロのアルペジオ

「花の名」のイントロのアルペジオは、ユグドラシル期から藤原が手癖で弾いていたフレーズでした。当時から、そのアルペジオで曲を作りたいと思っていました。

ケータイにメモしてあった言葉を繋ぎ合わせて作った歌詞

「花の名」の歌詞は、藤原が今までに思い浮かんだ言葉を保存しておいたケータイから、一つ一つワンフレーズずつ選んで組み合わせて歌詞を作り上げました。

メモしてあったもので一番古いものはjupiter期の頃からあったもので、新しいものは「涙のふるさと」の頃までの言葉が入っていました。このメモは自分の字が汚くて読みにくいことから始まったものでした。

既に完成していたサビのフレーズ

ケータイのメモの中にはサビの部分の《あなたが花なら沢山のそれらと変わりないのかも知れない》というフレーズが入っており、コードも歌メロも前から完成していたそうです。



花の名のタイアップ作品

ALWAYS 続・三丁目の夕日

出典:Hulu

映画のキャッチコピーは「会いたい人がいる。待っている人がいる。」で、「花の名」の歌詞を連想されるものになっていて、山崎貴監督らが採用しました。

藤原は、映画に寄せて書いた歌詞はないと話していますが、偶然にも歌詞中の《いつでも》と映画タイトルの「ALWAYS」が被ったようです。

詩の中に、映画に寄ったからこそこの一文が書けたみたいな、そういうのはないです。びっくりしたのがね(笑)曲書き終わってから「ALWAYS」って、「いつでも」っていう単語が入ってて、歌詞の中にも

藤原基央
出典:ROCKIN‘ON JAPAN 2007.11

小田和正によるカバー

小田和正の「クリスマスの約束」/出典:タワーレコード オンライン

小田和正が主体のテレビ番組『クリスマスの約束2012』という番組内で小田和正のカバーによる「花の名」が披露されました。

小田和正はバンプとの共演をオファーしましたが、バンプ側のスケジュールの都合で小田和正×BUMP OF CHICKENという夢のコラボの実現はされませんでした。

花の名のMV情報・ロケ地

花の名のMV情報
監督番場秀一
撮影場所・ロケ地江戸川の河川敷(東京都) 参考サイト
出演BUMP OF CHICKEN

「花の名」のMV(PV)の撮影場所は江戸川の河川敷だと言われています。CGを使っているので実際の風景とは少し異なるようです。



BUMP OF CHICKEN「花の名」の歌詞の意味

花の名の曲のテーマ

スケールの大きい世界観

「花の名」はアルバム「orbital period」の他の曲のテーマをまとめた集合体です。それだけスケールの大きい曲になっています。

(orbital periodの)ほかの曲が1個体を歌ってんだったら、もしかしたら“花の名”はその集合体を1個体として歌ってんのかもしれない。家族におけるひとりの人間を歌ったんだとしたら、“花の名”は家族を歌ったのかもしんない

藤原基央
ROCKIN‘ON JAPAN 2008.02

公式ラブソングのひとつ

「花の名」は藤原基央が認める公式ラブソングのひとつです。

“たくさんいる人の中から一人を選んだ”という歌詞からも、ラブソングであるには十分な理由です。しかし藤原は「ラブソングであるが、結婚式には向いていない」とコメントしています。

“花の名”も“メーデー”も俺どっちもラヴソングって言えると思うんですよ。ただ、結婚式で歌えるようなもんじゃなくて(笑)

藤原基央
出典:MUSICA 2007.11

BUMP OF CHICKENの公式ラブソングまとめへ

花の名で伝えたいこと

あなたがそれを選んだ基準は?

人の心の中には、おいしいご飯が食べたい、ギターを始めてみたい、お金持ちになりたい、好きなあの人とお付き合いしたい、外国へ行ってみたい、などたくさんの気持ちがあると思います。心はそのたくさんの気持ちの集合体です。

では「そこからひとつだけ叶えられる」とした場合、それを選んだ基準はなんだったのでしょう?

「~したい」という気持ちにどれも嘘はないはずです。

それなのにあなたは心の中から一つを選びました。これが『花の名』の歌詞に込めた意味の答えだと思います。

そこから一つを選んだあなたの意志

地球上には約70億人の人間がいます。たくさんいる人の中からあなたは特定の人間関係を築いてきました。あなたはなぜその人を選んだのでしょうか?

出会ったきっかけは学校や職場、偶然、はたまた運命や前世を越えた魂の繋がりとかあるかもしれませんが、その人と繋がろうと決めたのはあなたです。

運命や魂の繋がりよりも、自分で選んだというあなたの意思が最も尊いということを「花の名」は伝えようとしていると思います。



BUMP OF CHICKEN「花の名」のライブ情報

「花の名」のライブ演奏記録

初披露日時初披露ライブ演奏頻度
2007年10月17日FM802 「DESIGN THE NIGHT」SPECIAL LIVE ~ICON-TACT~@なんばHatch (大阪府)

「花の名」のライブ映像が収録されている作品

収録作品備考

Aobum「RAY」
初回限定盤に付属のDVD「2013.8.9 Live at QVC Marine Field」に収録。

※通常盤には未収録


PATHFINDER
9曲目に収録。

PATHFINDER LIVE AT STUDIO COAST
7曲目に収録。
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