ハンマーソングと痛みの塔の楽曲情報と歌詞の意味-BUMP OF CHICKENの曲-

BUMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「ハンマーソングと痛みの塔」を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲情報や歌詞の意味の考察、制作背景などについてご紹介します。「ハンマーソングと痛みの塔」を聴く際に参考にして下さい。

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ハンマーソングと痛みの塔の楽曲情報

基本情報

バンプオブチキンのハンマーソングと痛みの塔の画像

タイトルハンマーソングと痛みの塔(アルバム収録曲)
発売日2007年12月19日
作詞作曲藤原基央
完成時期2006年9月
収録アルバムorbital period(5th Album)
タイアップなし

BUMP OF CHICKENの「ハンマーソングと痛みの塔」はバンプのアルバム『orbital period』に収録されている楽曲です。

制作背景

ユグドラシルの頃からあったアイデア

「ハンマーソングと痛みの塔」はアルバムの中で最初にできた曲で、曲のアイデアはアルバム『ユグドラシル』の頃からありました。その時はまとめてなかったので歌詞は全くない状態で、コードとメロ、雰囲気が決まっていたくらいでした。

コードに関しては初の試みである“メジャーセブンス”を使っています。「捻りがあんまり好きじゃなかった」と藤原は話していましたが、弾いてるうちに好きなったようです。

今まで使ったことないコードを使ってますし、メジャーセブンとかね。というのは、あんまり捻りが好きじゃなかったっていうのがあるからだったんだけど。でも、好きになったんだろうね

藤原基央
出典:MUSICA 2008.01

大声で歌いながら作曲

出典:ameblo.jp

ハンマーソングは藤原が自宅で大声で歌いながら作曲しました。ほとんど叫んでるだけ歌っていて歌詞は意味のないデタラメ英語でした。

最初はデタラメ英語で歌ってたような感じでしたから、すぐにI don`t careとかI was bornとかの英語が羅列されるという宇宙語で(笑)

藤原基央
出典:MUSICA 2008.01

ちなみにデタラメ言葉で作曲することは他のミュージシャンもやっているそうです。昔、某バンドのボーカル達の集まりでデタラメ言葉について話し合った結果、「宇宙語としかいいようがない」という結論がでたそうです。

[大声で歌いながら作った曲」
ダイヤモンド
embrace
プラネタリウム

自宅でライブを行い、マンション住人から苦情がくる

曲の完成後、藤原はチャマ、升のメンバー2人を自宅に呼び、手書きの歌詞カードを二人の前に置いて、ギターで弾き語りをしました。増川は電波の届かない所にいた為、不参加。

藤原は自宅ライブで完璧に歌い終えましたが、翌日マンションの共用掲示板を見ると苦情が貼りだされていました。

夕べ深夜に、ギターの演奏音と歌声がうるさくて眠れないとの苦情がありました。心当たりのある方は気を付けて下さい

「ギターの演奏音と歌声」という明確な指摘が、犯人が藤原基央だと特定しました(笑)

バーンと張り紙してあって。瞬時に申し訳なく思ったんですけど、同時に「ギターの演奏音と歌声」っていうリアルな書き方が恥ずかしくて(笑)

藤原基央
出典:MUSICA 2008.01

ちなみに「ダイヤモンド」を作曲していた時も大声で歌っていて、隣の部屋から「うるせえぞ!」と苦情が来ています。

大声で歌わないと作れなかった

なぜ大声で歌ってしまったのかは「大声じゃないと作れない曲だったから」だそうです。

声張らなくたって、裏声交じりで作ってくこともできるけど、作ってる最中から声張らなきゃダメな曲だったんで

藤原基央
出典:MUSICA 2008.01

大声じゃなきゃこの曲は作れなかった理由は、高い塔の上から助けを呼ぶ声を表現したかったからだったのではないかと思います。



升秀夫のスランプ

出典:excite

ドラムの升はレコーディングでドラムを丸一日叩いてもOKテイクが取れないというスランプに陥りました。

原因としては、ドラムのスキルよりも音の意味の解釈をちゃんとできていなかっただそうです。スランプを乗り越え、またひとつ成長できたようです。

その1音が何を表してるかというのを理解しないままで叩いたら、それは何もよいことがないってわかりました。この曲のレコーディングに、今は感謝、してる、かな(笑)

升秀夫
出典:MUSICA 2008.01

ドラマ「学校のカイダン」6話の内容とマッチしている

広瀬すず主演のドラマ『学校のカイダン』の第6話がハンマーソングの歌詞と、とてもマッチしていていると話題になりました。


出典:sakuratsutaeru

「王様になったみたい」、「震えてる裸の王様」などハンマーソングを彷彿させるものがありました。気になるかたは是非チェックしてみて下さい。


ハンマーソングと痛みの塔の歌詞の意味

タイトルの意味

「ハンマーソング」とタイトルを付けた理由

達磨落としの画像出典:フォトライブラリー

「ハンマーソング」という言葉自体は元からある言葉ですが、藤原はそれを知らずに「だるまを落とすトンカチの歌」として書いたようです。

ちなみに洋楽では「天使のハンマー」という曲が英語で「The Hammer Song」というタイトルになっています。他にもSensational Alex Harvey Bandというアーティストが「Hammer song」という曲を歌っています。

もしかしたら意味は知らなくても言葉自体はどこかで聞いたことがあったのかもしれませんね。

バベルの塔がモチーフ?

出典:カーサ ブルータス Casa BRUTUS

バベルの塔とは、人々が天に届くほどの塔を建てようとしたら、それを見た神が「人間が神に近づこうとしている」と怒り塔を壊してしまった。人間がみな同じ言葉を話していたからこのようなことを始めてしまったので言葉を違う言語にしてお互いが理解できなくした、というお話です。

「ハンマーソングと痛みの塔」は塔を建て神様気分になった人とそれを壊す人という話で、バベルの塔と逆になっているのがわかります。

〈MEMO〉
・「バベルの塔」⇒人々が協力して塔を建設、壊したのは神様でみんな言葉が通じないようにした
・「ハンマーソング」⇒人々が協力して塔を破壊、建設したのは神様気分の俺様でみんな話したがっていた



人間は神様にはなれない。だから助け合う生き物

人間は神になることはできません、どこまで行ったって人間は人間です。人は一人ではなにもできません、だから言葉で伝え合わなくちゃいけないのです。

「ハンマーソングと痛みの塔」はバベルの塔からインスピレーションを得たのかもしれません。

ハンマーソングと痛みの塔で伝えたいこと

物語の簡単な説明

この曲の物語は、孤独を選んだ主人公が、自分の痛みを詰め込んだ箱を積み上げていき、天まで届くような塔を建設していくという内容です。

しかし孤独を望んでいたにもかかわらず、塔を建てた理由はみんなに注目されたかったからで本当は愛されたがっていたのがわかります。

本当は人から愛されたいのに愛そうとしない。同情を誘うという方法でしか他人から愛される方法を知らなかったのです。

物語の最後は、みんなでだるま落し式に積み上げた塔を壊していくというものになっています。

物語を通してのメッセージ

この物語からの教訓は「人間は神にはなれない、だから人といっしょじゃないと生きていけない」ということです。「だるま落し」はみんなで遊ぶゲームですが、これは一人では意味がないと言っているような気がします。



ハンマーソングと痛みの塔のライブ情報

ライブでの演奏

初披露日時初披露ライブ演奏頻度
2008年1月10日ホームシック衛星@Zepp Tokyo (東京都)

ライブ映像が収録されている作品

収録作品備考
バンプオブチキンのバタフライのジャケット
Butterflies
初回限定盤に付属のDVD&Blu-rayのライブ映像「Special Live 2015 at Yokohama Arena」に収録。

※通常盤には未収録

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