「Fujiki」とは?BUMP藤原基央による伝説のコラム

みなさんは「fujiki」(ふじき)をご存知でしょうか?

音楽雑誌「B-PASS」にBUMP OF CHICKENの藤原基央によるコラムが1999年10月号からスタートして2017年3月号をもって連載が終了しました。その最終回に当たって『流れ星の正体』という曲が完成しました。

流れ星の正体の楽曲情報と歌詞の意味へ

雑誌のほんのⅰページの掲載だったので知らない人の為に、今となっては伝説ともいえる「Fujiki」というコラムの内容や歴史についてお話します。

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「Fujiki」とは?BUMP藤原基央による伝説のコラム

Fujikiの意味は?

「Fujiki」と書いて“ふじき”と読むのですが初めて見た人はこれじゃあ意味不明ですよね。

実はこれバンプオブチキン藤原基央の『藤原インテリ日記』の略なんです。Fujiwara Intelligent Nikkiタイトルの頭と尻尾をくっつけて出来た略語ですが、最初はこんなタイトルでスタートしました。

記念すべき連載第1回目となるFujiki

藤原の意向で途中からタイトルが変更された

第24回の連載で藤原がタイトルについて「俺には到底似合わないタイトルだ、この際だから捨てちまおう」と言ってB-PASS編集者に「藤原インテリ日記」を消してほしいと懇願し「Fujiki」というタイトルだけになりました。

第24回を最後に「藤原インテリ日記」の表記が消えた

長い歴史を感じますね、1999年10月号から連載スタートしたのでインディーズデビュー後まもなくして始まった企画だったんですね。連載期間もおよそ17年と20年近く続いてことに驚きです。

インテリというタイトルを考えたB-PASSさんも藤原基央の知的さに最初から気付いていてつけたんでしょうね。

Fujikiの始まりとコラムの内容

読者からの手紙やプライベートなことまで盛りだくさん

1999年から全8回で「藤原インテリ日記」がスタートし、2000年5月号で一度休みに入り、読者からの要望で2003年3月号から新たに「Fujiki」として第1回がスタートしました。

第1回でコラムに書いてほしいテーマを募集したところ「感想」「企画」「質問」について書いていくことに決まりました。藤原さんは届いた手紙は全部読んでいるそうです。

読者からのだらない質問から真面目な質問までしっかり答えていました。質問だけでなく藤原さんの日記のような近況報告や、CDの発売やライブの情報なども載っていたりしました。どこに出掛けたとか姉がどうしたとかけっこうプライベートな内容も多いのでファンにはたまりませんね。

休載も多かった

休載の時はイラストを描いてくれることもあった

ツアーなど多忙な時期や体調不良の時は連載を休載することも何度かありました。また基本的に藤原さんの手書きによる執筆ですが、時間が無い時はパソコンの打ち込みになってしまったことがあり、すごく申し訳なさそうにしていました。



藤原基央によるイラスト

「Fujiki」の特徴として藤原さんによるイラストがほぼ毎回描かれていることです。時は絵だけしか載っていない回すらあります。基本的に動物の絵が多く、時々藤原さんオリジナルの生き物も登場します。

途中からニコルがたびたび登場するように

それにしても藤くん絵が上手いですねー、連載初期は動物が多いのですが、40回あたりから「ニコル」の絵が多くなってきます。

そのほかにも王様やパンツ彦という謎のキャラも登場したりしました。

Fujikiに登場したニコルの種類

ニコルのイラストはおよそ30種類以上!

Fujikiにて私が確認できたいろんな種類のニコルをご紹介します。(画像が無くて申し訳ございません!)

実に30種類近くのニコルがいました!さらに細かく分類すればもっと種類があったのですが似たようなやつは割愛させて頂きました。それからノーマルニコルはなぜか食パンといっしょに描かれていることが多いです。(ポンツカでも話していた)

可愛いのにお伝え出来ないのがつらい・・・

ニコル(ノーマル)、浮き輪ニコル、弓矢ニコル、牛の着ぐるみニコル、胴長ニコル、海パンニコル、スト系ニコル、ギターニコル、遠足ニコル、雪だるまニコル、宇宙飛行士ニコル、麦わらニコル、ウィザードニコル、サンタニコル、傘ニコル、温泉ニコル、学生ニコル、冬服ニコル、鎧ニコル、スケボーニコル、羊ニコル、忍者ニコル、ユキワラシニコル、高校生ニコル、袴ニコル、カッパニコル、バスケニコル、デビルニコル、タキシードニコル・・・

最終回「流れ星の正体」


Fujiki最終回となったB-PASS2017年3月号

2017年に弾語りがYouTubeで披露された「流れ星の正体」ですが、Fujiki最終回にあたり読者へのメッセージをぽつりぽつりと書いていたら詩のようになり、ギターを持って歌っていたら曲になって出来上がった楽曲です。

読者の人達に最初の証人になってほしいということで、Fujiki最終回に歌詞が公開されました。

流れ星の正体の楽曲情報と歌詞の意味へ



まとめ

17年という長い歴史に幕を閉じた「Fujiki」ですが、連載が開始された1999年といえば藤原基央がまだ19歳の頃です。その若さゆえの少し尖った発言だったり、言い方が悪いかもしれないですが調子に乗ってるような発言にもとても歴史を感じます。

ふじきを通して藤くんが大人に成長していく様子も伺えますし、ニコルの絵もすごく上手になっていきます。ただ最初から一貫していることは読者、リスナーに対していつもありがとうと感謝を伝えていることです。どれだけ若い頃に調子に乗ってカッコつけようと彼の根っこの優しさや純粋さは今と変わっていなくて安心します。

だからこそ「流れ星の正体」が生まれたんでしょうね。できることならまた連載してほしいですね!

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