UMP OF CHICKEN(バンプオブチキン)の楽曲「かさぶたぶたぶ」を公式情報やインタビューを元に解説していきます。この記事では楽曲情報や歌詞の意味の考察、制作背景などについてご紹介します。「かさぶたぶたぶ」を聴く際に参考にして下さい。
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BUMP OF CHICKEN「かさぶたぶたぶ」の公式情報
かさぶたぶたぶの基本情報
タイトル | かさぶたぶたぶ(アルバム収録曲) |
発売日 | 2007年12月19日 |
作詞作曲 | 藤原基央 |
完成時期 | 2007年 |
収録アルバム | orbital period(5th Album) |
タイアップ | なし |
BUMP OF CHICKENの「かさぶたぶたぶ」はバンプのアルバム『orbital period』に収録されている楽曲です。
かさぶたぶたぶの制作背景
シークレットトラック用に作られた曲
「かさぶたぶたぶ」はもともとは藤原が隠しトラック用に書いた曲でした。
「メーデー」14th Singleと「花の名」15th Single
「メーデー」と「花の名」のシングルをリリースするにあたって、隠しトラックがまだなかったのでメンバー4人で1人1曲ずつ、持ち時間30分で書いてみることになりました。
そうして完成した曲が「スターダストダンスホール」と「柿」と「かさぶたぶたぶ」でした。
藤原基央…「かさぶたぶたぶ」
直井由文…「スターダストダンスホール」(メーデーに収録)
升秀夫 …「柿」(花の名に収録)、「おてんばタヅコ」※諸事情によりお蔵入り
増川弘明…ござるござるよみたいな曲※制限時間内に完成せず
升は自分の書いた「柿」が「花の名」よりも売れると思っていたそうです(笑)
そして幻の「おてんばタヅコ」は諸事情でお蔵入りになりましたが、時々家で聴いてるそうです。
「かさぶたぶたぶ」は良い曲として扱いたい
「かさぶたぶたぶ」は藤原が30分で作詞作曲を済ませ、メンバーに聴かせるとチャマが「面白いテンションではなく、いい曲としてやりたい」と言いました。
ディレクター(プロデューサー)からもシークレットに入れることにNGが出され「シングルなりカップリングなり、他に使い方があるじゃないか」と提案されました。
こういった経緯を経てアルバムに収録されることになりました。藤原はこの曲のアルバムでの役割についてこう話しています。
かさぶたぶたぶは一番精神年齢が大人ですね。ほかの曲のことを一番考えてくれてる子だと思います
藤原基央
出典:ROCK‘IN ON JAPAN 2008.02
【シングル編】BUMP OF CHICKENの隠しトラック全曲まとめ
藤原の幼少期からあった考えが表われている
かさぶたがその役割を達成、成就する時はそれが消えた時であるという考えは藤原が子供頃からあったもので、いつか歌にしたいと思っていました。
かさぶたの生まれた意味というか、生涯目標っていうのは、消えた時でしか達成できないっていう、それがもう切なすぎてですね。それを歌にしただけで
藤原基央
出典:ROCK‘IN ON JAPAN 2008.02
かさぶたができて、それが成就して消えるという方程式は今でも藤原の考えの礎になっているそうです。
かさぶたぶたぶのライブ情報
ライブでの演奏
初披露日時 | 初披露ライブ | 演奏頻度 |
2008年1月10日 | ホームシック衛星@Zepp Tokyo (東京都) |
ライブ映像が収録されている作品
現在、「かさぶたぶたぶ」が収録されている映像作品はありません
BUMP OF CHICKEN「かさぶたぶたぶ」の歌詞の意味
かさぶたぶたぶで伝えたいこと
「かさぶたぶたぶ」は人間の生きる力を感じる楽曲です。
怪我をして傷ついても皮膚は再生して元通りになる。これは当たり前のことですが、自分の意志とは関係なく、体には生きようとする力が働いていることを歌っています。
転ぶ度に人は強くなる
怪我をしてかさぶたができたところは傷が治ると、前よりも皮膚が硬くなります。それはまた怪我した時に同じ所を擦りむかないように前よりも強くなっているのです。
これは人生を表してるように感じます。
人は何回も転んでは立ち上がって強くなっていく、失敗することは間違いじゃないとかさぶたは教えてくれているような気がします。